2050年の世界『エコノミスト』誌は予測する

まあいつもの調子でばっさりばっさり書いてある。2050年のことはたいしてわからないが、ところどころへえっと思うところはあった。わざわざ買うべきだったかは微妙。

「デジタル画像は撮影直後に見られるので、写真の技巧を習得するのに必要な時間が減少した。」というところは、へえっと思った。たしかにこういうところはある。技術的なことって、結局のところ、何回やってみたかでもって指数関数的に欠陥が減っていくという印象がある。おそらくソフトウェアでもそうで、失敗を許して何度も試すほうが、早く完成度が上がっていくはず。このへんが、形式検証の使いにくいところ。

それから、「世界を変える新機軸の大半が、理知的な構想や計画ではなく、やみくもな試行錯誤の賜物」ということだから、元気にしていればいいのではないかと思った。