8さいのじぶんへ

きみは、わからないのがきらいだ。ひとにわかるのに、じぶんにわからないわけがない、そうおもって、しばらくがんばるといい。わからないときに、わかったふりをしては、いけない。わからないまま、うんうんいうとよい。しつもんできるとよい。そうしてくらすと、ものすごくかしこいひとに、あえる。すると、がんばらないとわからないことが、たくさんでてくる。たのしい。わからないことがたくさんでてくる。たのしい。

きみは、れんしゅうがきらいだ。れんしゅうしないとうまくならないことが、きらいだ。どうしてうまくいかないのか、わからないのが、きにいらない。どうしてうまくいかないのかわからないのに、なんどもためすだけで、うまくいくのが、きにいらない。にんげんは、じぶんがどうしてなにができるか、あまりよくわからないようにできている。たくさんしっぱいするだけで、せつめいできなくても、しっぱいしなくなることがある。どうしてうまくいくのかわからなくて、ほんとうにうまくなんてしんじられなくても、やればすこしはうまくなる。

あとは、たのしくしているのが、だいじだ。たのしいふりは、しなくていい。