人間の分類、自分はどれかな。

中学生のころ読んだのはじめのほうに、三つのフェーズということが書いてあった。

  1. 実行する
  2. 世界を観察する
  3. 自己を観察する

自分にどのフェーズが大事なのか間違えると大変であるということが書いてある。Yvonne通りを歩いているときに思いだして、さて自分はどれなのかなと思ってみたら、いまは世界を観察する人らしい。

まず実行したくはない。何かしたいという人の気がしれない。何がしたいかと聞かれると困る。気になることはあるけれども、したいことはない。これは、ほとんど生まれ付きのものだとおもう。小さいころもあまり喋らなかったらしい。

世界の観察は、したい。気になるのは、だいたい、あのへんにおもしろいものがありそうだというようなことで、「あのへん」というのは地理的な場所だったり、理論っぽい概念だったりする。その、おもしろそうなことをどうするかというと、行ってみて眺めて、それで満足である。論文を書くのだとか言われると書くこともあるけれども、だいたい景色が見えてからは労働としか思っていない。書いてみると景色が見えてくるということはある。

自己には、あまり興味がない。幼稚園児のころから根本的な思考回路は変わっていなくて、多少ひとあたりが良くなったり、待っていても損なときは動くこともできるようになったりするだけである。我ながらすごく単純なやつだという自覚はあるので、いまさらじっくり自己観察してなにがでてくるともおもわない。夢は、ときどき見るのだけれど、起きて数分で忘れてしまう。